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これは、水星の南極方向を撮影した、はじめての写真です。水星の南の縁が右側に写っています。左側では、水星表面が昼の側から夜の側に移っていくところが写っています。昼と夜の境目のあたりでは、太陽高度が低いので、クレータの縁などの地形が長い影を落とし、はっきりとみることができます。
この写真は、探査機搭載の水星撮像システム(MDIS)が撮影した42枚の写真の1枚です。この42枚の写真を組み合わせて、探査チームではこれまで人類がみたことがない水星の表面の写真を作ろうとしています。MDISが撮影した写真は約1200枚に上りますが、これらを組み合わせて、水星の様々な場所の写真が作られる予定です。
上記の写真は、フライバイの98分前に撮影されました。水星までの距離は33000キロメートルです。
・写真のページ
http://messenger.jhuapl.edu/gallery/sciencePhotos/image.php?gallery_id=2&image_id=131