フライバイの翌日から、500メガバイトにも及ぶ科学観測データが、探査機から地球に向けて送信されてきました。水星撮像システム(MDIS)による1213枚の画像をはじめとするこれらのデータはジョンズホプキンス大学応用物理学研究所(JHU/APL)の科学オペレーションセンター(SOC: Science Operation Center)に送られ、予備的な解析が始まっています。探査チームによると、7つの探査機器はすべて正常で、フライバイ時に正常に動作したことが確認されました。
フライバイ時には、目標地点からの誤差はわずか8.25キロメートルで、2011年に予定されている水星到着に支障はありません。
画像に加え、これらの科学データにより、水星のこれまで知られていなかった新たな側面が解明されることが期待されます。「私たちは1つの活気に満ちあふれた科学探査チームだ。その情熱が広まっている」と話すのは、、メッセンジャーのプロジェクトマネージャ、ピーター、ベディーニ(Peter D. Bedini)氏です。