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水星探査機メッセンジャーから、フライバイ時に撮影された水星の写真がさらに届きました。大きさ300メートルほどのクレーターも識別できます。
フライバイ時には、探査機に搭載された水星撮像システムの狭角カメラで、68枚の画像が取得されました。この写真はそのうちの1枚で、これまで撮影されたことがない、人類がはじめてみることになる水星の地表です。
写真の上中央部から右下にかけて、大きな崖がみえます。水星の地殻に大きな力がかかり、左側の領域が右側の領域を押し上げたためにできたもののようです。写真の上の方では、崖がクレーターによって破壊されているのをみることができます。
この写真は水星表面から5800キロメートルのところから撮影されています。撮影領域は約170キロメートル四方です。
・写真のページ
  http://messenger.jhuapl.edu/gallery/sciencePhotos/image.php?gallery_id=2&image_id=119
・メッセンジャー 水星フライバイ特集ページ
  http://messenger.jhuapl.edu/mer_flyby1.html
・メッセンジャー (月探査情報ステーション)
  http://moon.jaxa.jp/ja/pex_world/MESSENGER/