3月18日に水星周回軌道に投入されたメッセンジャーですが、投入後はじめて撮影された写真が公開されました。

水星周回軌道投入後はじめての写真

この写真の上の方、光条が非常にはっきりと四方に広がっているクレーターは、ドビュッシーという名前がついています。このドビュッシーの西側、黒い光条が中心から発せられているクレーターは、マタベイという名前がついています。
この写真に含まれる領域のうち、下の部分(南の方)は、水星の南極部分で、これまでどの探査機も写真に収めることができなかった場所です。
周回軌道投入後の6時間で、メッセンジャーは延べ363枚の写真を撮影しています。さらにその後3日間で、合計1185枚の写真撮影が計画されています。そして、1年間予定されている水星周回探査では、75000枚に上る写真を撮影する予定です。
なお、この最初の写真にキャプションがついたものも公開されています。

水星周回軌道投入後最初の写真(キャプションつき)

※フルサイズ版は、月探査情報ステーションの「メッセンジャー」のコーナーの「ギャラリー」ページで公開しています。
・メッセンジャーチームのページ (英語)
  http://messenger.jhuapl.edu/gallery/sciencePhotos/image.php?gallery_id=2&image_id=432
・メッセンジャー (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/pex_world/MESSENGER/