先日打ち上げられた木星探査機ジュノーには、3体の像が搭載されています。
この3体の像はいずれも高さ4センチほどの小ささです。写真の左から、女神ジュノーの夫であり、木星の神であるジュピター、女神ジュノー、そして木星に非常に縁があるガリレオ・ガリレイの像となっています。
今回は、NASAとレゴとが結んだ教育・アウトリーチプログラムの協定に基づき、レゴブロックで作られた像が搭載されています。このプログラムは、宇宙を通して、科学や技術、数学などに興味を持ってもらおうという狙いがあります。
ジュノーはオリンポスの山から、夫であるジュピター(ゼウス)の所業をかいま見ることができる、という能力を持っていました。ジュピター自身は周囲に雲を張り巡らしているため、真の姿はなかなかみることができないのです。
ガリレオ・ガリレイはいうまでもなく、木星の衛星「ガリレオ衛星」の発見者です。天文学への多大な貢献は、ここで記すまでもないでしょう。
なお、ガリレオの像は、自身が作った望遠鏡を携えています。
- JPLの記事 (英語)
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2011-241 - ジュノー (月探査情報ステーション)
https://moonstation.jp/ja/pex_world/Juno/