組み立てが進むジュノー探査機

今年8月5日の打ち上げが予定されている木星探査機、ジュノーの組み立てが、現在アメリカ・コロラド州デンバーにあるロッキード・マーチン宇宙システムの工場で進められています。
ジュノーは、木星を極方向に33回周回し、木星の大部分を占めるガスの起源や構造、大気、磁気圏などの探査を行います。なお、動力には太陽光を使用します。
上記の写真は1月26日に撮影されたもので、ロケット打ち上げ時の大音響に耐えられるかどうかの試験が終了したところです。試験終了後、技術者が探査機の状況を調べている様子が写っています。太陽電池パネルは3枚ありますが、打ち上げの状態で格納されています。上部にあるのは、地球と通信するための大型のアンテナです。
現在、ジュノー探査機は熱構造試験設備の中にあります。2週間にわたってテストを行う予定となっており、この試験が終了したあと、4月はじめには工場から打ち上げ場所であるケネディ宇宙センターへと運ばれる予定です。
(注)ジュノーについては、近日中に、「世界の惑星探査」内にコーナーを設ける予定です。
・JPLの記事 (英語)
  http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2011-068&cid=release_2011-068&msource=11068&tr=y&auid=7893506
・ジュノー (NASA、英語)
  http://www.nasa.gov/juno
・ジュノー (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/pex_world/Juno/