この1月14〜16日に地球表面に落下するとみられているロシアの火星探査機、フォボスグルントですが、落下点の予測が変更されています。ロシア連邦宇宙局では、これまでのインド洋という落下予測を変更し、大西洋に落ちると発表しています。
marsdaily.comによると、宇宙局関係者の話として、フォボスグルントはモスクワ時間で日曜日(15日)の夕方頃に大気圏に突入するとのことです。これは、以前の予測時間帯であった日曜日の昼頃という予測から多少遅くなっています(同じくモスクワ時間)。
この最新の予想によると、フォボスグルントはアルゼンチン上空で大気圏に突入し、その破片は大西洋に落下すると考えられています。この落下地点予想については、匿名の関係者がインターファックス通信に語ったものです。
木曜日に宇宙局が公開したグラフでは、大気圏突入地点は、ロンドン南部からニュージーランド最南端までの広い範囲に及んでいました。再突入地点、及び破片落下地点は、直前まで予想しにくいものと思われます。
・marsdaily.comの記事 (英語)
  http://www.spacedaily.com/reports/Uncertainty_grows_over_Russia_Mars_probe_crash_site_999.html
・フォボスグルント/蛍火1号 (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/mars/exploration/future.html#PHOBOSSOIL