昨年まで、火星への飛行を模擬してロシア医学生物研究所で行われていた実験「MARS500」に参加していた中国の研究者、王躍氏が、このほど実験の様子をつづった自著を出版しました。題名はそのものずばり「MARS500『王』者帰還」とのことです。新京報の記事を人民網日本語版が伝えています。
記事によると、本の中では、実験の様子が詳細…というよりは赤裸々に記されており、一時「地球」との通信が途絶えたこと、2時間おきの唾液の取得をはじめとする生理学的な検査が次々に行われたことなどが書かれています。また、実験の様子を記した写真もふんだんに盛り込まれているとのことです。
食べ物については、「火星への飛行」中は肉や野菜なども食べたもののほとんど同じものばかりだったとのことで、帰りに至ってはほとんどが保存食品ばかりだったとのこと。また、入浴は10日に1回ほど、下着も3日に1回ほどの交換だったとのことです。
詳細については、以下の人民網日本語版のリンクをクリックしてお読み下さい。
・人民網日本語版のページ
http://j.people.com.cn/94475/7709709.html