2019年の打ち上げを目指してJAXAが計画を進めている月着陸探査機「スリム」(SLIM)ですが、本日(5月18日)付の日本経済新聞は、この探査機の開発について三菱電機が受注したと報道しています。
報道の内容はまだ確認できていませんが、もし事実だとすると、三菱電機製の探査機としては月・惑星探査分野としてははじめて、ということになります。

これまで、特に旧・宇宙研(ISAS)系の衛星は主に日本電気(NEC)が、旧・宇宙開発事業団(NASDA)系の衛星は三菱電機が受注するという形が多く、特に月・惑星探査機についてはNECがほぼ独占しているといっても過言ではありませんでした。今回の決定がもし正しいとすれば(いずれリリースが出ると思いますが)、おそらくは先般の天文衛星「ひとみ」の事故が影響しているのではないかとも推測されます(「ひとみ」はNECが製作していました)。