2017年中に月探査ローバー打ち上げを目指す日本のチーム、ハクト(HAKUTO)を開発する株式会社ispaceと、このプロジェクトを支援するKDDI株式会社は、27日、打ち上げローバーの命名キャンペーンを開始すると発表しました。

月面ローバー「ハクト」の最終デザイン

2017年打ち上げ予定の月面ローバー「ハクト」の最終デザイン (© HAKUTO/KDDI)

グーグル・ルナーXプライズは、純民間資金で月面へ最初に到達したチームに対し、賞金2000万ドルを授与するというレースです。ただし、単に月に行くだけではなく、ローバーを500メートル以上走行させ、月面から高精度の映像を送信してくることが条件となります。このチャレンジに日本から唯一参戦しているのが、ハクト(株式会社ispace)です。

編集長もローバーの名前はてっきり「ハクト」だとばかり思っていたのですが、名前の公募を行うのだそうです。
詳細については下の命名コンテストのページをご参照下さい。…といっても、概要を知りたいですよね。以下、命名応募の概要です。

  • 締め切りは11月18日午後11時59分まで。
  • 命名者(審査員(後述)によって選ばれた名前を応募した方)には、抽選で、ハワイまたはフロリダの天文・宇宙関係の旅行をプレゼント。
  • さらに、命名された名前は、そのままサカナクションの楽曲のタイトルとなります。
  • また、命名者の中から1名に、「宇宙兄弟デザインのプラチナアンバサダーカード」を(ウェブをみると、本人のイラストの脇に宇宙兄弟の2人が入るような感じのデザインのようですが、当たってのお楽しみというところでしょうか)、命名者には「宇宙兄弟デザイン命名証」をプレゼント(最大100名)。
  • 応募は下記ページより、パソコンまたはスマートフォン・タブレットでのみ可能(はがきなどでの受付はしていません)。
  • 応募は1人で何回でも可能。
  • 審査員は以下の4名
    • 袴田武史氏 (株式会社ispace代表取締役。ハクトのリーダー)
    • 小山宙哉氏 (漫画「宇宙兄弟」作者)
    • 山口一郎氏 (ロックバンド「サカナクション」ボーカル・ギター。サカナクションはこのプロジェクトのアンバサダーを務める)
    • 山崎直子氏 (宇宙飛行士)
  • 応募資格は日本在住の方(日本在住であれば外国人でも大丈夫だと思われます)。なお、未就学の児童による応募に関しては保護者による代理での応募となります。

とのことです。なお、応募に際しては下記のページ、及び応募フォームの注意事項を十分にお読み下さい。

期間は約3週間。短い時間ではありますが、皆様、月面への挑戦に似合うクールな名前をぜひ考えて、応募してください!