現在も月面で活動を続けている中国の月探査機「嫦娥3号」が撮影した高解像度写真が、このほど一般に公開されることになりました。人民網日本語版が、新華社の報道として伝えています。

嫦娥3号は着陸機で、2013年12月に打ち上げられ、同月に月に到達、搭載されているローバー「玉兎」が活動を開始しました。その後トラブルもあったものの、現在でも着陸機とローバーの活動は続いており、嫦娥3号は月で最も長期間にわたって活動を続けている探査機の記録を伸ばし続けています。

記事にもありますが、月面の写真とはいえ、高解像度の写真となると様々なことを読み取ることができます。例えば岩石の大きさやその数により、その地域が古いのか新しいのかを推定することが可能です。ローバーや着陸機の沈み具合から、その地域の土壌の「柔らかさ」を知ることもでき、それは月の表面の砂(レゴリス)の厚さや性質を知ることもできます。

なお、大変残念ながら人民網日本語版の記事ではその公開サイトがどこにあるのかについて記されていませんでした。編集長はおそらく、中国の月探査ポータル「中国探月」のページにあるのではないかと思っているのですが、何分中身が中国語で、またデータ公開ページはアクセスがうまくできないといった問題もあり、現在もどこにあるのかがわかりません。判明し次第、このブログの記事あるいは嫦娥計画のページにてお伝えいたします。

【4月29日午後1時追記】嫦娥3号のデータですが、中国で月探査関連のデータを配布している、北京天文台のサイト(http://moon.bao.ac.cn/)にて配布されている模様です。ページがすべて中国語なので完全に確認できておりませんが、確かに嫦娥3号のデータのリストなどが確認できます。