嫦娥2号が、最終探査軌道である、高度100キロの月周回軌道に投入されたことが確認されました。
10月9日の午前11時17分(中国標準時。日本時間では午後0時17分)、嫦娥2号は約15分間にわたる第3回の軌道修正(衛星の減速動作)を行い、無事、最終探査軌道である、高度100キロの円軌道に投入されました。
今後約半年間にわたって、この軌道上での観測が行われます。観測は、月の表面の地形や高度、元素分布や鉱物分布、月軌道周辺の放射線環境など多岐にわたります。
なお、10月下旬には高度100×15キロの軌道に投入される予定ともなっていますが、詳細はわかり次第掲載する予定です。
(本情報は中国国立天文台の鄭永春博士からの情報です)
※翻訳協力=葉月野
・嫦娥2号 (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/history/Chang_e/