月周回軌道から離れ、この9月に地球−太陽間のラグランジュ点へと到達した嫦娥2号が、このほど、このラグランジュ点からの通信に成功した模様です。人民網日本語版が報じています。
この記事によると、通信は172万キロ離れた行われ、太陽風イオン計測器、太陽風高エネルギー計測器、ガンマ線スペクトロメーターの3種類の機器の観測情報を送信したとのことです。通信は9月15日に行われ、毎秒750キロバイトの速度での通信を行ったとのことです。
嫦娥2号は、8月25日午後11時27分(編集長注: おそらく北京標準時)にラグランジュ点(L2)に到着、現在もL2周辺を周回する軌道を回っています。探査機の状態は正常とのことです。
・人民網日本語版の記事
  http://j.people.com.cn/95952/7601210.html
・SciencePortal Chinaの記事(科学技術振興機構: 日本語)
  http://www.spc.jst.go.jp/news/110904/topic_3_03.html
・嫦娥計画 (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/history/Chang_e/