12月21日には月食があります。月食はもちろん珍しい天体現象でもありますが、月探査機にとっては非常に大きな試練となります。
新華社(新華網=新華社のウェブサイト)が伝えたところによりますと、今度の月食に際し、月を周回している嫦娥2号に太陽光が当たらなくなるため、発電ができなくなるということです。また、衛星に太陽光が当たらないため、衛星はマイナス100度以下という極端に寒い環境に置かれる危険性があります。
ただ、新華網では、すでに嫦娥1号が月食を乗り切った経験もあることなどから、2号についても問題なく乗り切れるという専門家の発言を紹介しています。
・人民網日本語版の記事
http://j.peopledaily.com.cn/95952/7234592.html
・嫦娥計画(月探査情報ステーション)
https://moonstation.jp/ja/history/Chang_e/