12月10日付の新華社の報道によると、中国の月探査機、嫦娥は、これまでの高度200キロメートルの月周回軌道から、高度100キロの軌道への修正を成功したとのことです。
これにより、科学的により精度の高い観測ができると、科学者は期待しています。
中国国家航天局(CNSA)では、この高度を回りつつ、将来の月着陸に備えた情報を集める、さらに高度を下げる予定もあるとのことですが、詳細については明らかにしませんでした。
なお、中国では月着陸及びローバ探査を2012年頃をめどに実施する予定になっています。さらに、2017年には次のローバを月面へ降ろし、サンプルリターン探査も行う予定になっています。
・新華社の記事 (英文)
  http://news.xinhuanet.com/english/2008-12/10/content_10480067.htm