インドの新聞タイムズ・オブ・インディアによると、インドの月探査衛星チャンドラヤーン1に関して、深刻な問題が発生しており、場合によっては探査そのものが実施できず終了するかも知れないということです。
インド宇宙機関(ISRO)スポークスマンS. サティシュ氏によると、チャンドラヤーン1衛星に搭載されているスターセンサー(星をとらえることで、衛星全体の姿勢や方向を決定するための小型カメラ)が故障したとのことです。この故障によって、現在チャンドラヤーン1衛星の姿勢制御は、搭載されているジャイロスコープに頼っており、関係者によると、それもいつまで可能かどうかはわからないとのことです。
ただし、探査機本体の状態は良好で、現在の状況においても初期観測を実施しているとのことです。
・詳細 (chandrayaan-i.com, 英語)
  http://www.chandrayaan-i.com/news/news.html?tid=07172009