9月26日に打ち上げが予定されている小惑星探査機ドーンが、射点へと移動しました。9月11日(アメリカ東部標準時)、探査機は、フロリダ州タイタスビルにあるアストロテック・スペース・オペレーションズ社から、25キロの道のりを移動し、打ち上げ場所であるケープカナベラル空軍基地の射点17-Bへと移動しました。
ドーンのプロジェクトマネージャのカイヤー・パテル氏は、「ここから先は、行く方向は上だけだ」と語り、発射に向けた準備が最終段階に入っていることを強調しています。
ドーンを搭載して宇宙へと向かうロケットはデルタ-II7925型(重量搭載型=heavier-lift model)です。通常より長い固体ロケットブースタを装着したモデルで、すでに最終試験を終了しています。
ドーンが目指すのは小惑星ベスタと準惑星ケレスです。遠いところに向かうこともあり、軌道の制約から、打ち上げのタイミングも限られています。ドーンの打ち上げは、9月26日に打ち上がる場合、現地時間の午前7時25分〜7時54分(日本時間では午後8時25分〜8時54分)。1日延期の場合には午前7時20分〜7時49分(同午後8時20分〜8時49分)、2日延期される場合には午前7時14分〜7時43分(同午後8時14分〜8時43分)。打ち上げ可能期間は10月15日までです。