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おすすめコースご案内

月探査情報ステーション…面白そうだけど、どこにアクセスしたらいいかわからない…というあなたのために、おすすめコースをご用意してみました。
用途別に7コース。お好きなコース(?)をお選びください。

月を眺めたい 遊びたい
月に浸る 月について調べたい
とにかく情報!! 月探査ってなに?
月探査情報ステーションについてもっと知りたい

月を眺めたい

というあなたには、なんといっても「今日の月」がおすすめ。今日の月齢の月の写真が表示されます。これをぼーっとくらい部屋で眺めているだけでも、お月見の気分になれます。でも、もし天気が良かったら、外の月も眺めてくださいね。
月そのものとは違いますが、ギャラリーにある月面基地の絵なども、眺めていると楽しくなります。
また、リンク集には、月の写真を載せているページへのリンクをご用意してあります。ここからさらにいろいろなページへジャンプして、月の絵を眺めてみるのはいかがでしょうか。


遊びたい

遊べるコンテンツで一押しなのが月探査占い。あなたの誕生日を月齢に直して、性格を占います。もちろん、相性占いもあります。
仮想月開発プロジェクトでは、学生さんの斬新な発想での「月開発」の成果がまとめられています。
月の学問を極めたいあなたには、月クイズがおすすめです。よりすぐりの問題が、あなたの挑戦を待っています。
イベント情報では、新しいイベントがあるかも知れません。時折はチェックしてみてはいかがでしょうか。


月に浸る

今夜はどっぷり月に浸りたい…
俳句コンテストのコーナーでは、これまでに寄せられた月の俳句がご覧になれます。夜、俳句を眺めながら、しばし月に思いを馳せてみてはいかがでしょう?
今日の月」もおすすめです。
ギャラリーでは、未来の月面基地の絵などもご覧になれます。月の未来を想像したい方にはおすすめです。


月について調べたい

月についての疑問とその答えを満載したQ&Aコーナーがまずおすすめです。Q&Aコーナーには検索機能もありますので、キーワードが分かっていれば答えを一発で探り出すこともできます。
月の科学や謎について知りたい、という時には、月の雑学月の科学が強力なパートナーになります。月に関する幅広い領域をカバーしています。
これまでの月探査の歴史を知りたい、というときには、月探査機がよいでしょう。1960年代のアメリカと旧ソ連の月探査から「かぐや」まで、写真を交えて解説しています。
月に関する研究発表のコーナーでは、これまで行われてきた学会発表などをご紹介しています。難しいかも知れませんが、もし専門的な内容を見つけたいという方には最適かもしれません。


とにかく情報!!

月探査「情報」ステーションには、いろいろな情報があります。まず、月に関する本については、「月の本」がおすすめです。本を買いたい場合には、このコーナーに掲載されている題名や著者、ISBN番号などがお役に立つかと思います。
この月探査情報ステーションそのものについての情報は、「総合案内」でお知らせしています。


月探査ってなに?

月?探査?なにそれ?・・・という方は、まず「日本の月探査」をご覧になってみてはいかがでしょうか。日本が月へ行こうとしているのはなぜか、どのような計画が実行されようとしているのか、わかりやすく解説してあります。
また、海外の月探査については、「世界の惑星探査」コーナーでご紹介しています。


月探査情報ステーションについてもっと知りたい

ありがとうございます。このサイトは随時新しい内容を盛り込んでいます。「最新情報」で、毎日、新しい情報をチェックしてみてください。また、「ブログ」も導入していますので、月・惑星探査に関する最新情報もチェックできます。
イベント情報のページでは、最新のイベントをご案内しています。



 

2016年3月8日(火)|Categories: 総合案内|

これまでの火星探査一覧

既に打ち上げられた、あるいは火星に到着している探査機を示しています。(2013年11月19日現在)

 

探査機名 打上日 打上国 観測軌道 主な成果
マルス1号 1962/11/1 旧ソ連 フライバイ
(195,000km)
打上4.5ヶ月後、通信途絶。
マリナー4号 1964/11/28 アメリカ フライバイ
(9,846km)
写真撮影22枚。
大気観測、磁場観測
マリナー6号 1969/2/25 アメリカ フライバイ
(3,431km)
写真撮影88枚。気圧、温度、大気組成観測
マリナー7号 1969/3/27 アメリカ フライバイ
(3,430km)
写真撮影88枚。気圧、温度、大気組成観測
マルス2号 1971/5/19 旧ソ連 周回、
着陸
写真撮影。赤外/可視/紫外領域の観測。
着陸失敗
マルス3号 1971/5/28 旧ソ連 周回、
着陸
写真撮影。赤外/可視/紫外領域の観測。
着陸成功
マリナー9号 1971/5/30 アメリカ 周回 写真撮影7,329枚。大気観測、地表観測。
観測。
マルス4号 1973/7/21 旧ソ連 フライバイ
(2,200km)
写真撮影。周回軌道投入に失敗。
マルス5号 1973.7.25 旧ソ連 周回、
着陸
写真撮影。オゾン層検出。
マルス6号 1973/8/5 旧ソ連 着陸 着地直前に通信途絶。
マルス7号 1973/8/8 旧ソ連 着陸 着陸失敗。
バイキング1号 1975/8/29 アメリカ 周回、
着陸
(クリュセ平原)
写真撮影、気象観測、土壌分析、
大気成分分析、生命探査。
バイキング2号 1975/9/9 アメリカ 周回、
着陸
(ユートピア平原)
写真撮影、気象観測、土壌分析、
大気成分分析、生命探査。
フォボス1号 1988/7/7 旧ソ連 周回、
フォボス着陸
打上2ヶ月後姿勢異常のため電力供給不能。
フォボス2号 1988/7/12 旧ソ連 周回、
フォボス着陸
火星周回軌道投入、
火星観測を実施中に通信途絶。
マーズ・オブザーバー 1992/9/25 アメリカ 周回 火星到着直前に通信途絶。
マーズ・グローバル・サーベイヤー 1996/11/7 アメリカ 周回 高精度(解像度数メートル)での火星表面撮像。2006年11月に更新途絶し探査終了。
マルス96 1996/11/16 ロシア 周回、
着陸、気球、
ペネトレーター
打ち上げ失敗。
マーズ・パスファインダー 1996/12/4 アメリカ 着陸、ローバー エアバックを使用してアレス渓谷に着陸。
写真撮影、大気観測、土壌分析。
のぞみ 1998/7/4 日本 周回 火星上層大気観測。写真撮影。電源系故障のため、2003年12月周回軌道への投入断念。フライバイ後太陽周回軌道へ
マーズ・クライメイト・オービター 1998/12/11 アメリカ 周回 火星軌道投入時に投入失敗。
マーズ・ポーラー・ランダー 1999/1/3 アメリカ 着陸 火星大気突入時に交信途絶。
ディープ・スペース2号機 1999/1/3 アメリカ ペネトレーター マーズ・ポーラー・ランダーに搭載。火星大気突入時に交信途絶。
2001マーズ・オデッセイ 2001/4/8 アメリカ 周回 火星環境の調査。熱放射イメージングシステム、ガンマ線スペクトロメーター。探査実施中
マーズ・エクスプレス 2003/6/3 ヨーロッパ 周回、着陸 火星表層環境の調査。岩石の分析。周回機は周回軌道へ入り観測中。着陸機は交信途絶。
マーズ・エクスプロレーション・ローバー
(1号機・スピリット)
2003/6/11 アメリカ ローバー 火星表層岩石・環境の分析。着陸に成功。水の痕跡の発見など。2011年5月25日に運用終了。
マーズ・エクスプロレーション・ローバー
(2号機・オポチュニティ)
2003/7/7 アメリカ ローバー 火星表層岩石・環境の分析。着陸に成功。水の痕跡の発見など。探査実施中
マーズ・リコネサンス・オービター 2005/8/12 アメリカ 周回 火星環境及び、浅い地殻の水や氷の存在を調査。探査実施中
フェニックス 2008/5/26 アメリカ 着陸 火星の表層及び地下環境の調査、気候調査。2008年11月に探査終了。
フォボス・グルント 2011/11/10 ロシア サンプルリターン フォボスからのサンプルリターン、地質調査。打ち上げ後不具合によリ地球周回軌道を脱出できず、2012年1月16日に太平洋に落下。
蛍火1号 2011/11/10 中国 周回 火星の地表、地質構造、気象などの探査。フォボス・グルントと同時に打ち上げ。同様に地球脱出に失敗し太平洋に落下。
マーズ・サイエンス・ラボラトリー (愛称・キュリオシティ) 2011/11/27 アメリカ ローバー 各種観測機器による火星の地表の詳細調査。2012年8月6日に着陸成功。探査実施中。
マンガルヤーン 2013/11/5 インド 周回 火星表層・大気の状況調査と深宇宙探査技術の習得。火星軌道へ飛行中。
メイバン 2013/11/19 アメリカ 周回 火星上層大気の観測、大気散逸メカニズムの解明。火星軌道へ飛行中。

2015年7月8日(水)|Categories: 火星・赤い星へ|

ザ・ナインプラネッツ日本語版 火星

戦いをもたらす者

   星は、太陽から4番目の惑星で、7番目に大きい惑星です。:

        太陽からの距離:    227,940,000 km (1.52 AU)
        直径:     6,794 km
        質量:     6.4219e23 kg

(ギリシャ語:アレス)は戦の神です。その赤い色からこの名がつけられたのでしょう; 火星は、ときに赤い星と呼ばれます。 (興味深い側面の覚え書き: ローマの神であるマルスは、 ギリシャの神であるアレスと関連づけて考えられるようになる以前には、 農業の神でした; 火星への植民し火星を地球のような惑星に改造することに賛成している人々には、 このような象徴性がいっそう好ましく思えるでしょう)。 3月のことを英語でマーチ(March)といいますが、 このの呼び名はマルス(Mars)からきています。

星は有史以前から知られていました。 また今もなお、 太陽系で(地球を除いて!)最も人類の居住にふさわしい場所として、 SF作家のお気に入りの場所です。 しかし、ローウェルや他の人が「見た」有名な「運河」は、 残念なことに、バルスームのプリンセスと同様に想像上のものでしかありませんでした。

   星を訪れた最初の宇宙船は、 1965年のマリナー4号です。 1976年の2つのバイキング着陸船を含むいくつかの探査機がそれに続きました(左)。 1997年7月4日にはマースパスファインダーが着陸に成功し、20年におよぶ長い空白の時代が終わりました(右)。

星の軌道はかなり楕円形です。 その結果の一つとして、 太陽直下での温度は、近日点と遠日点では約30度も変わります。 これは、 火星の気候に大きな影響を与えます。 火星の平均温度は絶対温度で約218度(摂氏マイナス55度、華氏マイナス67度)ですが、 火星の表面温度は、冬の極点での絶対温度で140度(摂氏マイナス133度、華氏マイナス207度)という低さから、 夏の昼間の絶対温度でおよそ300度(摂氏27度、華氏80度)にまで広い範囲にわたります。

星は地球よりもずっと小さいですが、その表面積は地球の陸地面積とほぼ同じです。

球を除くと、 火星は地球型惑星の中で最も変化に富み興味深い地形を持っています。 そのうちのいくつかは、とても壮観なものです:
オリンポス山: 太陽系最大の山であり、 まわりの平原から24km(78,000フィート)盛り上がっています。 その底部は直径500km以上あり、 高さ6km(20,000フィート)の崖で縁どられています(右)。
タルシス: 火星表面の巨大な台地で、さしわたし4000km、 高さが10kmあります。
マリネリス峡谷: 峡谷系であり、長さ4000km、 深さは2~7kmあります(ページ最初)。
ヘラス平原: 南半球にある、 深さ6km、直径2000kmの衝突クレーターです。
多くの地表面は非常に古く、 クレーターが多いですが、 もっとずっと若い地溝帯や山脈、丘陵や平原も存在します。

   星の南半球はクレーターの多い古い高地(左)がほとんどで、いくらかに似ています。 反対に、北半球の大部分は、非常に若くて高度の低い平原からできており、 はるかに複雑な歴史をもっています。 その境界では、高度が急に数キロメータも変わるように見えます。 このような、 全球が2つに区分され、その境界が急であるという理由はわかっていません (火星集積のすぐ後に起きた非常に大きな衝突のためだと推測する人達もいます)。 最近、何人かの科学者は、そもそも急な高度(変化)が事実かどうかを疑い始めました。 マースグローバルサーベイヤーがその問題を解決するはずです。

星内部は、 表面のデータと惑星全体の統計量データからの推論でしか知られていません。 最もありそうな筋書きは、半径約1700kmの密度の高い中心核と、 地球のマントルよりもいくらか密度が高い溶融した岩石質のマントルと、 薄い地殻です。火星の密度はほかの地球型惑星に比べると比較的小さいので、 火星の中心核には、 比較的高い割合で硫黄(いおう)と鉄(鉄と硫化鉄)が含まれているようです。

や月と同様に、 火星には活動的なプレートテクトニクスがないように見えます; 地球で非常に一般的な褶曲(しゅうきょく)山脈のような、地表面の水平移動の証拠が存在しません。 横方向のプレート運動がないので、 地殻下にあるホットスポット(熱源)は、地表面に対して固定された場所にあります。 このことと小さな表面重力から、 タルシス台地とその巨大な火山を説明できるかも知れません。 しかし、最近火山活動が起こった証拠はありません。 また、過去には火星の火山活動はもっと活発であったかもしれませんが、 プレートテクトニクスが存在したようにはみえません。

   星上の多くの場所に、 大洪水や小さな河谷系(右)を含む侵食作用の非常に明らかな証拠が存在します。 過去のある時期には、確かに水が地表面に存在していました。 大きな湖や海洋さえ存在したかも知れません。 しかし、こういったことは非常に古い時代にほんの短い間だけ起こったように思われます; 侵食された河床地形の年齢は約40億年に近いとみつもられています。 (マリネリス渓谷は流水が形成したものではありません。 タルシス台地形成にともなう地殻の伸張とひび割れが形成しました。)

期の火星は、 はるかに地球に似ていました。 地球と同様に、ほとんどすべての二酸化炭素は使い尽くされ、炭酸塩岩を形成しました。 しかし、地球のようなプレートテクトニクスが存在しないので、火星はこの二酸化炭素を大気中へ戻すことができず、 その結果、十分な温室効果を維持することができません。 したがって、地球が太陽からその距離にあった場合よりも (訳注:地球が火星軌道上にあった場合よりも)、火星表面ははるかに寒くなっています。

星は非常に薄い大気を持っています。 残された少量の二酸化炭素(95.3%)が大気の大部分であり、 加えて、窒素(2.7%)、アルゴン(1.6%)、ごく微量の酸素(0.15%)と水蒸気(0.03%)からなります。 火星地表面での平均気圧は、 わずか約7ミリバール(地球の1%以下)であり、 最も深い盆地での9ミリバールからオリンポス山の頂上での1ミリバールまで、高度によって大きく変化します。 しかし、激しい風や、時には惑星全体を何ヵ月も飲み込むダストストーム(砂嵐)を維持する程度には十分に厚い大気です。 火星の薄い大気は温室効果を生み出しますが、 それは金星地球よりはるかに小さく、地表面温度を5度上昇させるだけです。

   星には、 ほとんど固体の二酸化炭素(「ドライアイス」)からなる永久極冠が両極にあります。 極冠は、氷とさまざまな濃度の暗い色のダストが交替する層状構造を示しています。 北半球の夏には、二酸化炭素は完全に昇華し、水の氷の層が残されます。 南半球では、二酸化炭素の層は完全には消失しないので、 南極冠(左)の下に同じような水の氷の層があるかどうかは分かりません。 層状構造の原因となったメカニズムはわかっていません。 しかし、気候が、 火星の軌道面と赤道との傾き(訳注:軌道傾斜角)の変化と関係して変動することが、 その原因かもしれません。 低緯度の地表面下にも、水の氷が隠されているかも知れません。 極冠の広がりの季節変化は、 全球的な大気圧を約25%変動させます(バイキング着陸船地点での測定)。

   近のハッブル宇宙望遠鏡(右)を用いた観測は、 バイキング計画の間の環境状態が典型的なものではなかったかも知れないことを示しました。 現在の火星大気は、 バイキング着陸船の測定よりも寒くて乾燥しているようにみえます。 (STScIからより詳しい情報が得られます)

   イキング着陸船は、火星での生命の存在を調べる実験を行いました。 結果は、どちらの意味にとってもよい部分もありましたが、 現在、多くの科学者は火星での生命の証拠はないと信じています (しかし、いまだに論争があります)。 楽観主義者は、 たった2箇所のわずかな試料を調べただけであり、 最も好ましい場所の試料ではない、と指摘しています。 より多くの実験が将来の火星探査で行われることでしょう。

数の 隕石 (SNC 隕石)は、火星起源であると信じられています。

   1996年8月6日、ディヴィッド・マッケイたちは、 火星隕石中に有機化合物を初めて確認したと発表しました。 さらに著者たちは、岩石中に観察された他のいくつかの鉱物学的特徴とあわせると、 これらの化合物は火星の古い微生物の証拠かもしれないと示唆しました(左?)。
この話にはとてもどきどきします。 証拠は有力なものですが、しかし、 地球外生命が存在するという事実を決して確立したわけではない、 ということを記しておくことも重要でしょう。 マッケイの論文以来、いくつかの否定的な研究もまた出版されました。 「普通でない主張には普通でない証拠が必要である」ということばを思い出してください。 このもっとも普通でない主張が確かだと信じる前に、 やらなければならない多くの仕事が残っています。

規模ではあるが 全球的ではない、弱い磁場が、火星のさまざまな地域にあります。 この予想外の発見は、 マースグローバルサーベイヤーが火星周回軌道にはいったほんの数日後に得られました。 それらはおそらく、なくなりつつある初期の全球的な磁場の残りでしょう。 これは、火星の内部構造と、過去の大気の歴史と、 したがって昔生物が存在した可能性に関して、重要なかかわりがあるかもしれません。

星は、 夜空にでていれば簡単に肉眼で見ることができます。 見かけの明るさは、地球との相対位置によって大きく変化します。 マイク・ハーヴェイの planet finder charts から、火星(とその他の惑星)の天空上の現在位置を知ることができます。 より詳しく調整された星図は、 Starry Night のような プラネタリウムプログラムで作ることができます。

火星の衛星

火星には、地表面に非常に近い軌道をもつ2つの小さな衛星があります。

             距離     半径   質量衛星
           (000 km)    (km)       (kg)   発見者     発見年
---------  --------  ------  ---------  ----------  ------
フォボス         9      11    1.08e16    ホール      1877
デイモス        23       6    1.80e15    ホール      1877

火星、デイモス、フォボスに関する更なる情報

未解決の問題

  • なぜ火星の北半球と南半球は非常に異なるのでしょうか。 なぜ北極冠と南極冠は異なるのでしょうか。
  • 火星には現在でも活動的な火山活動が存在するのでしょうか。
  • 地球にある流水による水底と非常によく似た侵食パターンは実際何が原因なのでしょうか。
  • 地下(火星下?)にはどれくらい水が存在するのでしょうか。
  • 火星は、生命を維持可能な惑星のリストの最上位にあります。 バイキング探査機は火星で生命の証拠を発見しませんでした。 しかし、わずか2箇所の離れた場所で試料を採集しただけでした。 どこか他の場所に生命は存在するのでしょうか、 あるいは、過去の火星のある時期に生命は存在したのでしょうか。 最近の隕石からの証拠は、確認が必要です。 結局のところ、試料採取ミッションが1回必要なのでしょう。
  • 将来の火星探査は、他の惑星よりは希望がもてます。 NASAのマースグローバルサーベイヤー の軌道船は、不運なマースオブザーバーの科学機材をほとんど含んでおり、現在火星周回軌道にいます。 マースパスファインダーは、 着陸船とミニローバーを持っており、1997年7月4日に火星着陸に成功しました (3番目のミッションであるロシアのマルス96は、打ち上げに失敗しました)。 他のいくつかのミッションが1998年に向けて準備されていますが、 ロシアとアメリカでさえも、財源はいまだに全くあいまいです。 マースサーベイヤーは、 1995年に議会をかろうじて通過しました; 将来のミッションは、誰にも予測できない政治的要素に依存しています。 ロシアの元々のマルス96(しばらくの間はマルス98として知られていた)は現在では中止されました。 日本の最初の火星ミッションである「のぞみ」 (以前にはプラネットBとして知られていました)は、現在は飛行中です; もしアメリカがつまずくのであれば、恐らく彼らが希望の光をかかげることでしょう。

高速旅行木星

Contents太陽地球 … 火星 … フォボス木星Data Host


ビル・アーネット著; :1998年 8月21日更新
青木雄一郎訳; :1998年12月13日更新

2015年7月8日(水)|Categories: 火星・赤い星へ|

火星探査の歴史

1957年に旧ソ連が最初に人工衛星の打上げに成功した後、短期間のうちに宇宙船による火星探査の計画が旧ソ連、及びアメリカで進められました。しかし、火星探査機はいつでも打上げられるわけではありません。探査機の打上げ機会は、地球と火星の軌道の関係からほぼ26ヶ月毎にしか来ません。
最初に火星へ向かった探査機は1962年に打上げられたソ連のマルス1号です。マルス1号は火星から195,000キロメートルの地点を通過しましたが、その前に通信が途絶し、観測は失敗しました。
以後、ソ連のマルス探査機シリーズ、米国のマリナー探査機シリーズが次々と打上げられ、1971年にはマルス3号が最初に火星軟着陸に成功しました。1975年に米国のバイキング探査機が火星に着陸し、3種類の装置を使用して生命の探査が行われましたが、生命の痕跡につながる証拠は発見されませんでした。
バイキングの後しばらく火星探査が中断していましたが、1988年にソ連のフォボス、1992年に米国のマーズ・オブザーバー、1996年にロシアのマルス96、米国のマーズ・グローバル・サーベイヤー、マーズ・パスファインダーが打上げられています。
1998年の火星探査の好機には、アメリカは「マーズ・サーベイヤ98」計画を立ち上げ、マーズ・ポーラ・ランダとマーズ・クライメイト・オービタを打ち上げましたが、両方とも失敗してしまいました。この失敗の影響で、アメリカの火星探査計画も大幅な見直しを余儀なくされました。
見直された火星探査計画に従い、2001年には、2001マーズ・オデッセイ探査機が打ち上げられ、2003年の火星大接近に合わせて、さらにマーズ・エクスプロレーション・ローバ、そしてヨーロッパ初の火星探査機、マーズ・エクスプレスが打ち上げられています。日本の「のぞみ」も残念ながら火星周回はならなかったものの、火星へのフライバイを行い、惑星探査につながる数多くの技術や科学的な成果を修得しました。
2005年の打ち上げ好機にはマーズ・リコネサンス・オービターが打ち上げられました。最高解像度数十センチメートルという驚異的な性能を誇るカメラで、火星の地表を撮影し、火星についての認識を塗り替えつつあります。
2007年の打ち上げ好機には着陸機「フェニックス」が打ち上げられました。火星の極地域に着陸するという意欲的な探査で、掘削によリ、地表下の氷の存在を確かめることができました。
2009年にはマーズ・サイエンス・ラボラトリーと、ロシアのフォボス・グルント、中国の蛍火1号の打ち上げが予定されていましたが、いずれも打ち上げが延期され、次の好機である2011年に打ち上げられました。そして、マーズ・サイエンス・ラボラトリーは、2012年8月に火星に到着、探査を開始しています。これまでで最大級の1トン近いローバーでの探査に大きな期待が寄せられています。

過去の火星探査

火星探査機一覧


2015年7月8日(水)|Categories: 火星・赤い星へ|

メイバン (MAVEN: Mars Atmosphere and Volatile Evolution)

メイバンは、2014年9月21日午後10時24分(アメリカ東部夏時間。日本時間では22日午前11時24分)、火星周回軌道への投入に成功しました。(2014年9月22日午後10時10分更新)


火星上空を飛行するメイバンの想像図 (Photo by NASA/Goddard)

メイバンは、主に火星の大気を調査することを目的に、NASAが2008年9月に新たな探査として選定した探査計画です。2013年11月19日に打ち上げられ、2014年9月22日に火星に到着しました。名前(MAVEN)は英語の「火星大気・揮発性物質探査」(Mars Atmosphere and Volatile Evolution)の略称となっています。


2015年7月8日(水)|Categories: 火星・赤い星へ|