月探査情報ステーションの運営を中心として、広く月・惑星探査、さらには宇宙開発についての普及・啓発事業などを実施する合同会社「合同会社ムーン・アンド・プラネッツ」の設立から、11月15日で1周年を迎えました。
この合同会社は、おそらくは日本ではじめてとなる、宇宙開発の広報・アウトリーチを主力事業とする企業です。
言うまでもなくこの合同会社のコア事業はインターネットを通した宇宙開発の広報…すなわち、この月探査情報ステーションです。ですが、19年間の運営で培われたノウハウを元に、より広く宇宙関連のイベントやセミナー事業、さらには調査研究事業なども視野に入れることを目的として、1年間の運営を行ってまいりました。
おかげさまで、月探査情報ステーションの運営は、更新の滞りなどの問題もありつつも全般に順調と判断しております。また、会社の収支についても、初年度は引き継ぎ金が多かったという事情もありますが、赤字を計上することなく順調に推移しています。
新規事業につきましても積極的に展開を行ってきました。その中には、今年9月末に計画していた「裏磐梯スペースナイト」のように不調に終わってしまったものもありますが、イベント自体の引き合いはそれなりに存在しており、また前述の裏磐梯でのイベントについても、時期と方式を再検討して再実施を計画することを検討しております。引き続きこれらの事業の拡大を目指してまいります。
さらに、これまで実施できていなかった各種セミナー事業、調査事業などについても積極的な取り組みを考えていきたいと思います。また、コア事業となる月探査情報ステーションについても、さらなる拡充、価値の最大化を図っていく所存です。
編集長の「個人商店」から具体的な法人への移行という1年間は、慣れない会計や税金納付など、会社経営の大変を知ることになりました。一方で、運営が法人化され、わかりやすくなったことで、企業様からの依頼やお問い合わせも少しずつ増えております。逆に、こちらからの営業活動も今後は強化していければと思います。
また、会社運営を支える人材についても、現在1名のみで動かしている状況の改善を早急に図っていく予定です。
2年目となる来年は月探査情報ステーション20周年という節目の年でもあります。
これまでの20年を振り返り、これからの20年へ飛躍するためにも、しっかりとした事業展開、しっかりとした経営を行っていく所存です。
今後とも合同会社ムーン・アンド・プラネッツ、そして月探査情報ステーション、さらにはその関連事業をご愛顧いただきますよう、どうぞよろしく申し上げます。
合同会社ムーン・アンド・プラネッツ 代表
月探査情報ステーション 編集長
寺薗 淳也