中国の月探査機、嫦娥2号の打ち上げが今年10月になるという記事を、人民網日本語版が新華社の配信を引用する形で報道しています。
この人民網の報道の中で、中国航天科技集団の袁家軍副社長は、さらに「嫦娥3号」を2013年に打ち上げ、「嫦娥4号」は2018年となる予定です。この嫦娥4号については、月軌道上でのドッキングや地球への帰還を目指すとのことです。
(編集長注)月軌道上のドッキングは、将来の有人月探査に備えた技術の取得とも考えられます。また、嫦娥3号は月着陸機ないしはローバー、嫦娥4号はサンプルリターン機と考えられますが、この点についての言及はありませんでした。なお、嫦娥4号までの年代がはっきり出てきたのははじめてです。
・月周回衛星「嫦娥2号」10月に打ち上げへ (人民網日本語版)
  http://j.peopledaily.com.cn/95952/6978941.html
・嫦娥 (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/history/Chang_e/