人民網日本語版は、京華時報の報道として、中国の2番目の月探査機、嫦娥2号が、今年10月にも打ち上げの予定であると伝えています。
記事では、嫦娥2号は1号に比べて短時間で月へ向かう(120時間=5日間)予定であるほか、写真解像度が飛躍的に高まった(10メートル)ことについて触れています。また、その次の探査機「嫦娥3号」についても既に試作モデルが完成し、1〜2年の試験を経てフライトモデルの製作に移るとしています。
(編集長注)嫦娥2号の打ち上げは、これまでも「2010年末」という報道がありましたが、最近になって各種報道で、10月という説が出てきています。通常、中国は建国節の10月に合わせて探査機を打ち上げることが多く、その意味では10月の方が可能性は高いと考えられます。また、解像度については、10メートルは日本の「かぐや」に搭載されていた地形カメラとほぼ同程度で、現在月を周回しているルナー・リコネサンス・オービターの最大50センチには及ばないものの、嫦娥1号の100メートル以下という解像度からは進歩していると考えられます。
・人民網日本語版
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