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メッセンジャーが水星の表面から約200キロ上空を飛び去ってから9分後、探査機の水星撮像システム(MDIS)の広角カメラが撮影した映像です。波長は約750ナノメートルです。広角カメラにはこの波長のフィルターを含めて合計11のフィルターが搭載されていますが、ほかのフィルターによる映像とも合わせ、この写真がフライバイ後最初の写真ということになります。
非常に低い角度から写真を撮ったので、水星の表面がよく見渡せます。クレーターが多数ある平原は、これまでの探査では写真に撮られたことがない部分です。この部分はメッセンジャー探査機により様々な角度から写真に収められています。違う角度から違う波長のフィルタ(色)で写真を撮ることによって、水星表面の様子がよりよく理解できます。
・写真のページ
http://messenger.jhuapl.edu/gallery/sciencePhotos/image.php?gallery_id=2&image_id=125