9月8日に打ち上げられる予定のNASAの月探査機グレイルが、このほど打ち上げ場所であるケープカナベラル空軍ステーションで、打ち上げロケットと結合されました。このロケットとの結合は8月18日の午前8時45分(アメリカ東部夏時間。日本時間では同日午後9時45分)に実施されました。
グレイル探査機は、最終検査を行っていたフロリダ州タイタスビルのアストロテック社の施設から約25キロにわたって移動し、この打ち上げ場所に運ばれてきました。
これにより、グレイル探査機はロケット上部に据え付けられ、この状態で打ち上げに向けた最終チェックに臨むことになります。チェックは19日より実施される予定です。
このテストでは、燃料を搭載した状態で衛星が正常に稼働しているかどうかなどを調べ、来週には打ち上げのリハーサルを実施、最終的にフェアリングをかぶせることになります。
グレイルの打ち上げは、9月8日が最も早いタイミングですが、打ち上げ可能日は10月19日まであり、9月8日に打ち上げられる場合、打ち上げ時刻は午前8時37分(アメリカ東部夏時間。日本時間では同日午後9時37分)または午前9時16分(同。日本時間では午後10時16分)となる予定です。
・JPLのプレスリリース
  http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2011-257
・グレイル (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/history/GRAIL/