中国の月探査計画で副総設計士を務める龍楽豪氏は、中国の月探査レベルは向上しており、15年以内に有人月探査を実現できると述べています。
これは龍氏の母校である華中師範大学の60周年記念式典で述べたものです。
それによると、中国の現在の技術水準は、既にアポロ計画当時のアメリカのそれを超えており、15年以内には2〜3人の宇宙飛行士(もちろん中国人でしょう)を月面に送り込み、帰還させることができるところまで来ている、とのことです。
なお、龍氏はこれまで長征3号Aの開発に関わっており、その功績により「金牌火箭」(いわば「最優秀ロケット」)を授与されたこともあります。ロケットの成功率は100パーセントに達しているほか、現在では次世代ロケットの開発、及び月探査用のロケット開発に従事しているとのことです。
・新浪網の記事 (中国語)
  http://tech.sina.com.cn/d/2010-11-07/10574837047.shtml
・嫦娥計画 (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/history/Chang_e/
※翻訳協力=葉月野