会津そらの会による恒例の夏休みイベント、今年は8月4日(日)に開催されます。
今年は、3月に会津若松市の日新館天文台跡が「日本天文遺産」に認定されたことから、関連の展示を行います。そして、「はやぶさ2」については、探査機搭載の近赤外分光カメラ開発の責任者でもある北里宏平先生の講演を実施します。
これも恒例となっております映画上映については、著名な全天周映像作品クリエイターである上坂浩光監督の「HORIZON」を上映します。会津ではなかなかみる機会がない作品です。
夏の一日、宇宙と会津とのつながりをぜひ感じて下さい。
イベント内容
- 映画上映
今年上映する作品は、上坂浩光監督による「HORIZON 〜宇宙の果てにあるもの〜」です。
宇宙の果てという、人が必ずといっていいほど描く疑問。最先端の宇宙物理学とコンピューター・グラフィックが、その世界を鮮やかに描き出します。
海外で開催された映像フェスティバルで最優秀賞を受賞した作品です。宇宙の果てへの旅に出発しましょう。- 時間 約40分
- 上映開始時刻 午前10時30分、午後1時、午後3時40分
- 講演
会津大学准教授で、「はやぶさ2」の科学装置の1つ、近赤外分光計の開発責任者である北里宏平先生の講演です。題名は『「はやぶさ2」が探る地球の水の起源』です。近赤外分光計は、水が多いとされている目的地の小惑星リュウグウの表面の水の量を探るための装置です。どのような発見があったのか、小惑星の水は私たちにどのような関係があるのか、「はやぶさ2」の大きな目的である水をキーワードに、探査の本質に迫ります。- 講演開始時間 午後2時
- 工作教室 ※実費必要
天体望遠鏡と、「はやぶさ2」のペーパークラフトの工作教室を行います。夏休みの自由研究にお役立て下さい。- 天体望遠鏡工作教室
15倍の天体望遠鏡…午前9時30分より開始、費用は2,000円
35倍の天体望遠鏡…午前11時より開始、費用は3,000円
事前予約制です。各回とも10名までです。メールアドレス sikousei@tb3.so-net.ne.jp 宛に、代表者氏名、参加者の氏名・年齢・参加コース、連絡先の電話番号をお知らせ下さい。
締切は7月28日(日)の24時です。
応募が定員を上回った場合は抽選となります。7月31日までに、参加の可否をご連絡いたします。 - 「はやぶさ2」ペーパークラフト
参加費200円
- 天体望遠鏡工作教室
- 展示…日新館天文台跡について
会津大学の藩校であった日新館には、天文台が併設されていました。その遺構は市内に残っており、江戸時代の天文台跡としては日本で唯一残る遺構です。また、当時の日新館の遺構としても唯一残るものでもあります。
この日新館天文台跡は、江戸時代の天文学、及び暦の作成などの歴史を知る貴重な資料として、今年3月、日本天文学会から「日本天文遺産」に認定されました。
今回は、この会津が誇る(があまり知られていない)日新館天文台跡について、その重要性、会津藩が作っていた暦「会津暦」、江戸時代の天体観測の手法などを展示で解説します。当時使われていた観測装置である圭表儀(けいひょうぎ)の再現展示も行います。 - その他
今回協賛をいただいている大正製薬様より、特製シール付きリポビタンDをご提供いただきました。先着順にて無料でプレゼントいたします(数に限りがありますので、品切れの際はご容赦下さい)。
イベントについて
- 開催日 8月4日(日)
- 開催時間 午前10時〜午後5時
※工作教室(15倍天体望遠鏡)のみ、午前9時30分から開始となります。 - 開催場所 会津稽古堂(会津若松市生涯学習総合センター) (福島県会津若松市)
1階ホール、展示場
※駐車場は地下に併設されています。 - 入場料 無料 ※工作教室は実費が必要です
- 事前登録 不要 ※天体望遠鏡の工作教室は事前申込制です
- 主催 会津そらの会
- 協賛 株式会社リオン・ドール コーポレーション、みとみ学園、田村市星の村天文台、大正製薬株式会社、喜多方星好き会
- 後援 会津若松市教育委員会、福島民友新聞社、福島民報社、月探査情報ステーション
- お問い合わせ先 オオコシ (090-2474-0273)
月探査情報ステーションのお問い合わせページもご利用下さい。