2019年11月6日(水)〜8日、徳島県徳島市のアスティとくしまにおいて、第63回宇宙科学技術術連合講演会(宇科連)が開催されます。
年1回、この時期に開催される宇科連は、日本における宇宙関連の学会としては最大級で、昨年の久留米大会では1500人に迫る登録者がありました。3日間にわたる会期中、大学・研究所・企業などから参加する研究者・技術者により、最新の成果の発表などが活発に実施されます。

月探査情報ステーションでは、この宇科連の開催に合わせ、過去何回かイベントを実施してきました。このような学会に来訪する研究者に少しだけ長く滞在してもらい、一般の方に宇宙科学、月・惑星探査の最先端の情報をお伝えすると共に、それらを一緒に楽しむような企画を通して、より広く宇宙開発や月・惑星探査に親しんでいただこうというのが、この企画の目的です。

過去、

  • 2007年…札幌において宇科連開催後に、研究者によるトークイベント「宇宙を楽しむ市民シンポジウム」を実施
  • 2010年…静岡において宇科連開催後、浜松にて研究者のトークイベント、クイズなどの企画を実施
  • 2016年…函館において宇科連開催後、札幌にて研究者のトークイベントを実施
  • 2018年…久留米にて宇科連開催後、福岡にてトークイベントを実施

などの例があります。

今回の宇科連に隣接する期間においても、このような市民向けイベントを実施したいと考えております。徳島近隣の個人・団体(科学館やプラネタリウムなど)で、このようなイベント開催に興味があるという方は、以下の内容をお読みの上、ぜひお問い合わせください。

  • 宇宙開発や宇宙科学に関連するイベントであれば種類は問いません。過去の例ではサイエンスカフェのような形態や講演会、トークショーなどがあります。
  • イベントの名称は特に決まりはありません。過去には「宇宙を楽しむ市民シンポジウム」「宇宙セミナー」といった例があります。
  • 日時については、学会が終了した翌日の土曜日(技術者や研究者が帰る日を1日伸ばすことを前提として)を想定しています。すなわち、今回の場合は2019年11月9日(土)となります。翌日の10日(日)も考えられますが、この場合参加する研究者にもう1日追加で滞在していただくことになります。また、その前の11月3日(日)・4日(月・祝日の振替休日)も可能性があります(寺薗自身は火曜日には徳島入りする予定ですので、3・4日も十分にチャンスがあります)。
    なお、11月9日(土)の午後にはすでに神戸にてイベントが予約されております。あらかじめご了承ください。
  • 学会開催地である徳島市内でイベントを開催する場合には、講師謝礼だけが必要となります。それ以外の近隣地で開催する場合には、徳島市と開催地までの交通費および講師謝礼等が必要となります(日曜日の場合にはさらに宿泊費のご負担が必要になる場合もあります)。
  • 基本的には、編集長(寺薗)ともう1名の研究者の参加を想定していますが、過去には編集長1名だけのケースもあります(最近は1名のみのケースの方が多いようです)。

イベントの内容は月・惑星探査関係が中心となるかと思いますが、例えば「はやぶさ2」を含めた小惑星探査、日本の月・惑星探査計画など、いろいろなケースが考えられます。

ご興味をお持ちの方は、ぜひ「お問い合わせ」ページからお問い合わせくださいませ。
せっかくの学会というチャンスに、できる限り多くの方に、最新の月・惑星探査情報を直接お届けできる機会を設けたいと思います。ぜひ皆様のお問い合わせをお待ちしております。