編集長(寺薗)が執筆した宇宙資源に関する論考『宇宙資源探査の現状と課題 〜世界はいま、天からの恵みに目を向けている〜」が、雑誌『現代思想』の2017年7月号に掲載されました。

『現代思想』2017年7月号表紙今号の『現代思想」は、特集に「宇宙のフォロンティア」を掲げ、最先端の宇宙科学から、将来的な宇宙開発に必要となる宇宙倫理学までを網羅する、大変読み応えのある内容となっております。執筆メンバーも、私をはじめ、JAXA宇宙科学研究所の矢野創氏、東京大学の関根康人准教授、京都大学の磯部洋明准教授など若手メンバー、東京工業大学の井田茂教授や千葉工業大学の松井孝典教授などの重鎮までを網羅する、まさに今の日本の宇宙科学を代表する、そして将来の日本の宇宙科学の方向性を予想させるものとなっています。

私はこの中で、月及び小惑星から資源を採掘するという「宇宙資源採掘」について論考し、その世界と日本における現状、将来にわたる可能性と課題について述べています。なお、内容については、この「月探査情報ステーション」でお伝えし続けてきた内容も多数含まれており、そのまとめといっても差し支えないでしょう。
非常に濃い内容の1冊は私(寺薗)としてもおすすめです。皆様、書店で、インターネットで、ぜひお買い求めください。下に出版社とAmazon.co.jpへのリンクを貼っておきます。そして私のものを含め、記事をぜひお読みいただければと思います。