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> 月を知ろう > 月の雑学 > 第3話 人類は月に行っていない!? > 日本の衛星(セレーネ)が月に行けば、アポロの着陸船を見つけられるはず?
月を知ろう

月の雑学
第3話 人類は月に行っていない!?
疑惑
日本が2007年度に打ち上げる月探査衛星「セレーネ」なら、アポロの着陸船や月面車、旗などが月面に残っているかどうか見つけられるはず。
真実

2007年度、日本は独自の月探査衛星、「かぐや」(セレーネ)を打ち上げました。「かぐや」には、月面を撮影するための3種類のカメラを搭載しています。このうち、地形カメラと呼ばれるカメラは、月の地形を撮るためのカメラで、最高で解像度8メートルという高い性能で、月全体をくまなく撮影します。

さてこの「解像度」とは何でしょうか。解像度とは、一言で言うと、ある大きさの物体を1つの「点」としてみわける能力です。つまり、解像度8メートルといった場合には、8メートルの物体を1つの点として写真上に表すことができるということです。

では、アポロ着陸船はどのくらいの大きさだったのでしょうか。着陸船の脚どおし、いちばん離れたところで9.4メートルです。アポロは、下の部分(降下モジュール)だけを切り離していますので、月面に残っているのはこの降下モジュールの部分だけとなりますが、この大きさが大体高さ1.5メートル。
他に月面に残っているもので大きそうなものには月面車が挙げられます。例えば、アポロ17号の月面車の大きさは、長さ3.1メートルです。

残念ながら、これでは「かぐや」のカメラでは捉えられそうにはありません。運良く、何となく黒っぽい「点」が写真に見つかったとしても、それが岩なのか、着陸船なのか、月面車なのかまで、はっきりと捉えることはできません。まして、測定機器や旗を上空から写真に撮ることは、この「かぐや」のカメラではまず不可能です。

1つだけ可能性があるとすれば、月面の朝(夜明け直後)、または夕方(日の入り寸前)に撮影することです。そうすると、長く伸びた影を捉えることができて、そこに少なくとも物体があることはわかるはずです。ただこれでも、岩とアポロ着陸船の残骸を区別することはおそらく、極めて難しいでしょう。

■参考リンク

 「月の雑学 第3話」は、一部のページを除き、Phil Plait氏によるサイト"Bad Astronomy"内にある、"Fox TV and the Apollo Moon Hoax"の内容をもとにしています。 「月の雑学 第3話」を作るにあたり、翻訳及び内容の使用を快諾していただいたPhil Plait氏、及びサイトの内容をご紹介いただいた、MITの石橋和紀さんに感謝いたします。
 なお、「月の雑学 第3話」の内容につきましては、Phil Plait氏は責任を持ちません。記述内容についてはあくまで、月探査情報ステーション主催者が責任を負うものとします。

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