第5回 宇宙建築賞

上記をPDFファイルで参照する

第5回目となる宇宙建築賞、テーマは「宇宙資源」です。
宇宙、とりわけ小惑星や月に存在する資源を利用しようとする試みは、最近宇宙開発の目的として大きな脚光を浴びています。アメリカでは小惑星の資源を採掘するためのベンチャー企業が立ち上がり、日本でも月輸送のベンチャー企業アイスペースが月の資源開発を念頭に置いた月探査計画を計画しています。
宇宙資源は、地球に資源をもたらすというよりは、少なくとも当面は宇宙空間における人類の居住に利用されることが一般的と思われます。地球へ資源を輸送するためには莫大なコストがかかるからです。
そこで、今回の宇宙建築賞では、月面における宇宙資源の採掘をテーマに、人間が月面に長期滞在することが可能な宇宙資源開発施設の提案を募集します。
来年はアポロ11号による人類初の月面着陸から50年です。再び人類が月へと向かおうとしているいま、遠いとはいえない将来の、宇宙、とりわけ月における人間の居住について、皆様のアイディアを募集します。

  • 募集期間
    2018年10月27日〜10月30日 (下記送付先必着)
    ※もちろん、この期間に考えるというのではなく、この期間内にアイディアを送付するために、この期間までにアイディア(やデザイン、そしてデザインカンプ)をまとめるということです。
  • 参加資格
    3名以上からなるチームでの参加とします。
  • 設計条件
    鉱物資源、太陽光、観光資源など、月面で考えられるあらゆる資源を対象とした設計を行って下さい。
    ※鉱物や水といった一般的に考えられる資源だけではなく、観光や土地なども資源となります。
  • 敷地条件
    月面上で自由に設定可能です。不明な点は各自が想定可能です。
  • 要求図面
    A1用紙1枚に、設計趣旨、平面、立面、断面図、パース(模型写真、3次元CGなど)をレイアウトして下さい(パネル化はしないこと)。
    縮尺は自由とします。
    A1用紙の裏に、住所、氏名、年齢、所属、電話番号、メールアドレスを明記して下さい。
    また、提出するA1のデータをPDFにしたものをCDに焼き込み、添付して下さい。
    ※どうしてもCDへのデータが準備できない場合には審査時に必要に応じ対応を検討します。
    ※提出の宛先は以下の通りです。
  • 発表
    12月下旬頃をめどに入賞者本人に直接連絡すると共に、宇宙建築賞のホームページにて発表します。
  • 審査員
    中村好文 (建築家) =審査委員長
    石川洋二 (宇宙建築の会)
    大貫美鈴 (スペースフロンティアファウンデーション)
    高橋鷹山 (株式会社OUTSENSE)
    寺薗淳也 (会津大学)
  • 特別審査員
    山崎直子 (宇宙飛行士)
  • キュレーター
    十亀昭人 (東海大学工学部建築学科)

  • 最優秀賞…1名(賞状、賞金10万円)、入賞…若干名(賞状、記念品)
    ※最優秀作品につきましては、様々なイベント、各種展示会での展示、作品集などの書籍への掲載を予定しています。
  • 提出先
    〒259-1292 神奈川県平塚市北金目 4-1-1
    東海大学建築学科 十亀研究室内
    宇宙建築コンテスト実行委員会 宛
  • 協賛
    旭化成ホームズ株式会社
  • 協力
    TNラボ、宇宙建築の会、TELSTAR、月探査情報ステーション、株式会社OUTSENSE
  • 備考
    各種発表や展示に関する権利は主催者が保有するものとし、募集要項に記載された事項以外について取り決める必要が生じた場合には、主催者の判断により決定するものとします。