火星表面でサンプルを採集するマーズ2020ローバーの想像図

火星表面でサンプルを採集するマーズ2020ローバーの想像図
(Photo: NASA/JPL-Caltech)

NASAが9年ぶりに火星に向けて打ち上げた大型ローバーが「マーズ2020」(愛称: パーセビアランス)です。2011年に打ち上げられたローバー「キュリオシティ」の後継として、火星表面の土や石などのサンプル調査に当たるほか、将来地球へサンプルを持ち帰る「サンプルリターン」にも備えています。
2020年7月30日に打ち上げられ、2021年2月18日に火星に到着しました。搭載しているヘリコプター「インジェニュイティ」は、2021年4月19日に初飛行に成功、地球以外の天体ではじめて動力で飛行した航空機となりました。
※時間はいずれもアメリカ現地時間です。



おことわり 愛称となっている単語 Perseverance (英語で「忍耐」「不屈の精神」といった意味)につきましては、日本語表記(カタカナ表記)に揺れがあります。メディアなどでは「パーシビアランス」を採用していることが多いようですし、文献、ウェブページによっては「パーサビアランス」「パーサビーランス」といった表記もみかけます。さらに他の表記法もあるようです。月探査情報ステーションでは英語発音の専門家と相談した上で、「パーセビアランス」という記述を採用いたします。


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