嫦娥3号で月への着陸を達成させたり、将来は有人月探査を実行するのではないかと噂される中国の月探査計画ですが、少なくとも現時点ではその中に、恒久的な月面基地計画は入っていないようです。新華社の記事をSpaceDaily.comが伝えています。

この担当者はYu Pengjianさんとなっており、おそらく中国の嫦娥計画の技術面でのプロジェクトマネージャーである葉培建氏ではないかと思われます(私は中国語の素養がないので、英語で表記された名前を中国語に戻すことができません)。
それによると、中国としては長期的な月面基地の予定はないものの、すでに人間が月着陸を果たし、短期的(数日ということか?)には滞在できることが実証されているので、将来的には月に長期滞在することも可能になるだろうとのことです。

「科学と月探査機開発のテクノロジーの方向性からいえば、(月に)長期滞在するような場所を最終的には作ることにはなるだろう。」(Yu氏)とのことです。ただ、それを作る主体(国)や、時期などについては特に明言していません。