2013年にも打ち上げが計画されている月着陸機「嫦娥3号」ですが、その着陸地点について、複数の場所が予定されることになると、人民網日本語版が伝えています。元の記事は北京晨報です。
この記事によると、着陸地点として予定されている「虹の入り江」地区(記事中では「虹湾」と書かれています)について、嫦娥2号が撮影した写真を調査したところ、思ったよりも凹凸が多く、また小さなクレーターも数多く存在していることが確認されたとのことです。なお、写真は最高解像度1.5メートルにも達するとのことです。
このことから、着陸地点についてはさらなる検証などを行った結果で最終的な判断をする必要があり、さらには打ち上げ時期に応じて複数の着陸地点を用意する必要がある、とのことです。これは、月探査プロジェクトの地上システム設計担当者が述べたものです。
・人民網日本語版の記事
http://j.people.com.cn/95952/7729244.html
・嫦娥3号 (月探査情報ステーション)
https://moonstation.jp/ja/history/Chang_e/