先日太陽電池パネルに異常が発生し、月の夜を越すことができるかどうかが危ぶまれていた中国の嫦娥3号のローバー「玉兎」ですが、新華社の報道によると、地球においてローバーからの信号は受信できたものの、機械的なトラブルが続いているとのことです。
スポークスマンによると、「ローバーは現在も生きていて、復活する可能性もある」とのことです。
ローバー「玉兎」は、1月25日から始まった月の夜を越せるかどうかが危ぶまれておりましたが、一応何とかはなった模様です。ただ、このあとミッションを遂行できる状態にローバーがあるかどうか、またどのような信号を受信できているのか、といった詳細については報道されていません。
【2014年2月13日午後2時追記】記事執筆後、関係者よりメールにて情報が入りました。一部の繊細な機器を除いては、玉兎は正常とのことです。
- 新華社の記事 [英語]
http://news.xinhuanet.com/english/sci/2014-02/13/c_133111283.htm - 嫦娥計画 (月探査情報ステーション)
https://moonstation.jp/ja/history/Chang_e/