インドが本格的に、次の月探査計画、チャンドラヤーン2に向けて動き始めたようです。moondaily.comがPress Trust of Indiaの報道を引用する形で伝えています。
インド国会での両院に向けての演説で、プラティバ・パティル大統領は、「チャンドラヤーン2計画に向けて、行動を開始する」と述べています。この演説では、インドが保有しているGSLVロケットについて、その次期版となるGSLV マーク3(Mark-III)を開発中と述べています。現行のGSLVが静止軌道に2.5トンの衛星を送り込めるのに対し、次期型のMark-IIIは4トンになるということです(訳注: 月軌道にもほぼ同じくらいの衛星を送り込めると考えられます)。
また、チャンドラヤーン2では2機の無人ローバーを送り込む計画のようです。
・India To Initiate Activities For Chandrayaan-II (moondaily.com: 英語)
http://www.moondaily.com/reports/India_To_Initiate_Activities_For_Chandrayaan_II_999.html
・チャンドラヤーン1 (月探査情報ステーション)
http://moon.jaxa.jp/ja/history/Chandrayaan-1/