毎年この時期恒例となっている、世界最大の月・惑星探査及び月・惑星科学の国際学会である、月惑星科学会議(LPSC: Lunar and Planetary Science Conference)が、今年も18日から22日まで、アメリカ・テキサス州のザ・ウッドランズ(大都市ヒューストンから約30キロメートルほど北方にある小さな町です)のウッドランズ・ウォーターウェイ・マリオット・ホテル・アンド・コンベンション・センター(長いですが、ザ・ウッドランズ中心部にある、ホテルとコンベンションセンターが並列した施設です)で開催されています。

1970年に、当時のアポロ宇宙計画で回収された月の石や岩石の解析結果発表のために開催された第1回月科学会議(もちろん当時はLSCと呼ばれていました)から、今回で44回を数えます。
月・惑星探査、月・惑星科学分野では世界で最も権威ある学会であることから、今年も多くの発表が行われています。またそのうちのいくつかは注目度が高いことから、ニュースリリースなどで学会外にも紹介されます。

今年はなんといっても、昨年火星に無事着陸した火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(「キュリオシティ」)についての最新成果の発表、そして昨年12月に探査が終了した月探査機「グレイル」などについての発表が注目されるところです。

私も例年この学会には行っているのですが、今年は旅費等の都合により行くことができませんでした。多くの日本人もこの学会に赴き、発表を行なっています。

学会については、以下のホームページ、ツイッターを参照してください。なお、ツイッターの共通ハッシュタグは「#LPSC2013」です(英語がほとんど)。