多くの方が、「はやぶさ2」の予算削減について声を上げようとしています。先日このブログでご紹介した川口先生のご意見にも触発され、より多くの方が声を上げようとしています。
ですが、私のところにも、「どこへ意見を送ればいいのか?」「どのように書けばいいのか?」といったご質問が寄せられています。そこで、ここではこういった皆さんが抱きがちなご質問についてまとめてお答えいたします。
○どこへ送ればいいのか?
効果が大きいと思われるのは、野田佳彦首相の事務所(議員事務所)でしょう。
・ウェブから
http://www.nodayoshi.gr.jpから、「お問い合わせ」欄をクリックします。
・電話、FAX
千葉事務所は(TEL) 047-496-1110, (FAX) 047-496-1222, 国会の事務所は、(TEL) 03-3508-7141, (FAX) 03-3508-3441です。
その他にも、皆さんの地元選出の国会議員や、民主党などの政党事務所などに意見送付を行うのも効果的です。
○どのような手段が効果的か?
基本的に、読む人は「忙しい」と考えましょう。その意味では、電話のようにあとに残りにくいものよりは、FAXやメールなど、文章として残るものの方がよいと思います。
文書については、ワープロ打ちなどであってもかまわないと思いますが、自筆を入れたり、イラストを入れたりするのも効果的でしょう。
○どのような内容がいいのか?
まずは、「はやぶさ2」の実現を訴える内容が基本であることはもちろんです。さらに個人的な意見ですが、そのあまりに他のプロジェクトをけなしたり非難したりすることは避けましょう。できれば、宇宙開発、宇宙科学の充実、その予算の増強という一環で、「はやぶさ2」に対する予算割り当てを訴えるのがよいと思っています。
○どのように書けばいいのか?
あまり長すぎるものは避けましょう。できれば、紙(A4用紙)1枚に収まるくらいが理想的です。
なかなか文章がまとまらない場合には、まず自分の思いを打ち出すことを考えましょう。「はやぶさ2」そのものの説明はあまり必要ありません。自分としてなぜ「はやぶさ2」を支援しているのかを、論理的にかつ簡潔に説明することになります。この文章を練っていく過程で、皆さんも自分がなぜ「はやぶさ2」を支援しているのかを理解していくことになると思います。
自分の言葉で書きましょう。人の文章を何枚も送るという行為は避けましょう。自分の言葉でこそ、相手に訴える価値があるのですから。
○いつまでに?
早ければ早い方がよいでしょう。20日には予算内示があり、そのあとの大臣折衝での予算復活がおそらく最後のチャンスです。ですから、「思い立ったらすぐ」の方がよいと思います。