「はやぶさ」映画のいわばおおとりとなる松竹配給の映画「おかえり、はやぶさ」の完成披露試写会が、1月23日に行われ、主演の俳優、女優陣が顔を揃えました。
舞台挨拶には、主演の藤原竜也さん(大橋健人役)、健人に影響されて宇宙科学を目指す研究者役の杏さん、健人の父で「のぞみ」プロジェクトマネージャーの伊佐夫役を務める三浦友和さん、そして映画の中で宇宙大好きな少年役を演じている前田旺志郎が勢揃い。前田旺志郎君は頭に「はやぶさ」のかぶり物をしてくるくらいで、まさに映画の役そのものといった感じでした。
そして、舞台にはJAXA宇宙科学研究所名誉教授で、NPO「子ども・宇宙・未来の会」会長でもあり、また長年にわたって日本の宇宙開発・宇宙科学の広報役を務めてきた的川泰宣先生(映画では中村梅雀さんが演じています)も登場しました。
藤原竜也さんは、「多くの人にみてもらえる映画になったと思う。楽しんでみて欲しい」と映画をアピール。杏さんは、JAXAを初訪問した日が奇しくも6月13日(「はやぶさ」の帰還日。(編集長注=2011年6月13日))であったというエピソードを紹介し、「宇宙への情熱を持っていようと思った。JAXAの方たちは固い人ばかりかと思っていたが、実際会ってみるととても暖かく接してくれてうれしかった」と感想を語っていました。
三浦友和さんは、「東映の作品も観て欲しいけど」と、先に(2月11日)公開される東映の作品にもちらりと触れて、「こちらはなんてったって3D、お友達を誘ってきて欲しい」と、完成した映画に自信を見せていました。
前田旺志郎君は、この映画の撮影まではあまり宇宙に興味を持っていなかったそうですが、映画を通して宇宙が「かっこいいー」と思えるようになったとのことで、みる人にも「かっこいいー」と思って欲しい、と、映画、そして宇宙への思いを伝えていました。
また、「宇宙旅行ができたとしたら?」という質問に対して、俳優、女優陣がそれぞれの「やりたいこと」を披露。最後に、いまは宇宙旅行は4分間1500万円といわれると、藤原竜也さんは「それなら家にいる」と答えて、会場の笑いを誘っていました。
今回の映画では、宣伝部長として、いわゆる「ゆるキャラ」の「はやぶさ君」が登場。本物にかなり近い大きさとのことで動くのが大変だったようですが、スタッフ陣に励まされて精一杯の宣伝部長ぶり(?)を発揮していました。
「おかえり、はやぶさ」は3月10日に公開されます。
・「おかえり、はやぶさ」サイト内の試写会記録
http://hayabusa3d.jp/news/?p=103
・Yahoo!映画の記事 (Movie Walker)
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20120123-00000034-mvwalk
・日刊スポーツの記事
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp1-20120123-893855.html
・映画.comの記事
http://eiga.com/news/20120123/10/
・Cinemacafe.netの記事
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2012/01/12018/index.html
・「おかえり、はやぶさ」公式サイト
http://hayabusa3d.jp
・「おかえり、はやぶさ」 (月探査情報ステーション)
https://moonstation.jp/ja/hayabusa/fun/movies/shochiku.html
・「はやぶさ」映像 (月探査情報ステーション)
https://moonstation.jp/ja/hayabusa/fun/movies/