JAXA宇宙科学研究所(宇宙研)では、地球へ帰還する直前の「はやぶさ」に関して、大気圏再突入前に光学観測ができる可能性があるとして、観測を呼びかけています。
宇宙研によると、「はやぶさ」再突入予定時刻(23時)の約4時間前の19時には、(場所により若干異なるものの)高度45度ほどの位置にあり、直前の22時には高度10度くらいなるとのことです。
但し、宇宙研によると、太陽と地球、探査機の位置関係があまりよくないため、明るさはかなり暗く、大体12〜16等くらいになり、小型の望遠鏡では観測が難しい可能性があるということです。
また、12日の日没後にも同じような時間帯に観測ができそうですが、今度は距離が遠いためにさらに暗くなる可能性があるということです。
なお、正確な軌道につきましては、下記ページにおいてお知らせするということですので、ご興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
・「はやぶさ」の地球帰還直前の光学望遠鏡による観測について (宇宙科学研究所)
  http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2010/hayabusa_obs.shtml
・はやぶさ (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/hayabusa/