5月20日、アラバマ州ハンツビルにて開催された、第30回国際宇宙開発会議にて、「はやぶさ」プロジェクトチームが、フォン・ブラウン賞を受賞しました。
フォン・ブラウン賞は、宇宙開発において卓越した技術とリーダーシップを発揮したチームに対して授与される賞で、1992年から受賞が開始されています。これまでには、民間での初の宇宙飛行に成功したバート・ルタン氏(2005年)などがあります。
フォン・ブラウン博士は、かつてドイツでV2をはじめとするロケット開発を主導、第二次世界大戦後はアメリカでロケット開発を主導し、最終的にアポロ計画を成功に導いた立役者として知られています。
授賞式には、「はやぶさ」プロジェクトマネージャーである川口淳一郎・宇宙科学研究所教授や、松尾弘毅・JAXA宇宙科学研究所名誉教授、上杉邦憲・JAXA宇宙科学研究所名誉教授も出席し、「はやぶさ」をはじめとして、その探査に至る宇宙科学研究所の探査活動の歴史などを紹介しました。
受賞の際には会場からスタンディングオベーションが起こるなど、日本の探査が世界に大きな影響、さらには感動と貢献をもたらしたことが示されました。
・JAXA宇宙科学研究所のニュース
  http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2011/0523.shtml
・フォン・ブラウン賞についてのページ (アメリカ宇宙開発協会: 英語)
  http://www.nss.org/awards/vonbraun_award.html
・はやぶさ (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/hayabusa/