はやぶさ君は今日も地球帰還に向けての軌道変更に励んでいます。
はやぶさ君に関わる人たちも、再突入カプセルの放出の手順を再確認したり、アンテナや人員の割り振りを議論したり、イオンエンジンの出力を見守る方法を更に改良したりと、それぞれの分野でお迎えの準備にいそしんでいます。
はやぶさ君が撮影したデータを使って、C. S. Clark氏がイトカワの展開図を作りました。B. Gaskell氏の形状モデルを基に作成したそうです。
UNMANNED SPACECRAFT.COM > foldable map of Itokawa, a cook’s tour of the sausage factory(英文サイト)
※ページの下の方や、次のページには、ペーパークラフトを作成する様子が収められています。
イトカワの複雑なでこぼこを紙を細かくたわめることにより表現していて、上級者向けのモデルです。薄めの紙に印刷することと、のりしろに細かく切り込みを入れることをお勧めします。
また、C. S. Clark氏のウェブサイトには、たくさんの小天体の展開図が掲載されています。
world maps with constant-scale natural boundaries > Asteroid Maps > LPSC Handouts(英文サイト)
これらの天体の重力は小さいですが、きれいな展開図の魅力には強く引き寄せられます。
2010年2月25日00時00分(日本時間では、2月25日の09時00分)現在のはやぶさ君は、地球からの距離31,772,910km、赤経8h42m10s、赤緯27.22度(かに座)にいます。