本日もはやぶさ君は寒さに負けず航行を続けています。
日本から、はやぶさ君と通信できる時間がどんどん早くなっていきます。
今のところは朝からお昼までの運用ですが、もうしばらくすると深夜の運用が始まります。
そこで、相模原キャンパスの怪談もどき番外編「幽霊が出る?!」です。
以前、私が別の衛星の運用をしていた時の話です。ある日の午前3時、
私は休憩中に夜食を食べようと、運用室から居室に向かって歩いておりました。
深夜の相模原キャンパスの事務室前の廊下は静まり返り、
突き当たりにあるガラスのドアには廊下が写りこんで、
子供のころに聞いた「無限廊下」みたいになっています。
そんな中に、私以外の足音が、コツコツと聞こえてきました。
「あぁ、他にもこんな時間まで働いている人がいるなぁ」と、思いながら、私は廊下の角を曲りました。
そのとき、私の目の前に、すーっと人影が現れたのです。
「わーっ」という叫び声が暗い廊下に響き渡り
…もう一人の夜勤の人が、私を幽霊と間違えたようです。
確かに、私は暗い廊下を明かりもつけずに、長い髪を下ろしたまま、ぼーっと歩いておりましたのですが。
ちなみに、その数年後、廊下のちょうど事件のあった部分にだけ、センサー付き蛍光灯が付けられました。
実際の運用が深夜になるのはまだ少し先の話です。