はやぶさ君は今日も元気にイオンエンジンを使った加速を続けています。
軌道設計のグループも、さまざまなケースを想定しては、イオンエンジンを使う時期や必要な加速の量や方向を検討し続けています。はやぶさ君は太陽の周りを廻りながら地球に近づいてきますので、どのタイミングで、どの方向に、どれくらいの出力を出すかが非常に重要です。選んだ変数によって通信状況が変わったり、イオンエンジンの総仕事量が変化しますので、各担当者とも協議を重ねます。
はやぶさ君が地球に戻ってくるためにはイオンエンジンが頼みの綱です。川口プロジェクトマネージャーがポケットマネーで戴いてきたお札たちも、運用を見守ります。この神社さんのお名前は、「中和神社」と書いて「ちゅうかじんじゃ」と読むそうです。イオンエンジンの中和器に、いかにもご利益がありそうです。

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2009年12月24日00時00分(日本時間では、12月24日の09時00分)現在のはやぶさ君は、地球からの距離83,957,780km、赤経9h39m10s、赤緯16.16度にいます。