現在国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し、ISSの建設作業などに従事している宇宙飛行士、古川聡さんが、このほど地上と通信回線を結んでの映画の試写会に「出席」しました。
なお、劇場公開前の映画が宇宙で試写されるのは、史上はじめての試みです。
試写した映画は、今年10月1日に公開される予定の20世紀FOXの「はやぶさ」です。その題名の通り、「はやぶさ」の7年にわたる探査の物語、そして、その探査を通して1人の科学者が成長していく過程を描いたものです。
今回の試写に使われた映像は、このために特別に9分間に編集されたものです。地球から通信回線経由で送られた映像を、ISSに設置されているノートパソコンに映して、古川さんは無重力下での試写を楽しみました。
古川さんは、もともと「はやぶさ」に非常に思い入れがあり、宇宙で「はやぶさ」を描いた映画を試写できたことを大変喜んでいました。ご自身も宇宙飛行まで10年以上にわたる訓練期間を経てきただけに、7年間にわたる苦闘を描いた映画に思い入れはかなり強かったようで、「長年目指していたISSで、はやぶさ映画を見られ感慨深い」とコメントしていました。
また、地上からは、映画で主演の竹内結子さん演じる科学者をプロジェクトチームへ引き入れる「上司」役を演じた西田敏行さん、また映画サポーターとなっている南海キャンディーズの山崎静代さんが見守り、古川さんの宇宙での任務にエールを送っていました。
・スポニチアネックスの記事
  http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/07/28/kiji/K20110728001295780.html
・シネマトゥデイの記事
  
・「はやぶさ」関連映画
  https://moonstation.jp/ja/hayabusa/fun/cinemas.html