あの「はやぶさ」の帰還からはや7年…
「はやぶさ」をメジャーにし、映画のモチーフにもなった、「はやぶさ」の物語を描いた絵本『はやぶさ君の冒険日誌』。
この冒険の物語が、舞台も新たに、現在進行中のミッション「はやぶさ2」に場を変えて戻ってきます!

はや2くん

はや2くんの冒険日誌 タイトル

イラスト・タイトル…小野瀬直美

本日より、毎日新聞のウェブページ上で、連載「はや2くんの冒険日誌」がスタートします。
筆を執るのは、「はやぶさ君の冒険日誌」を描いた小野瀬直美さん、そしてこの本と同様、編集長(寺薗)が監修します。また、「はやぶさ2」プロジェクトチームも協力します。

「はやぶさ君の冒険日誌」は、2001年当時宇宙研(文部科学省宇宙科学研究所、現・JAXA宇宙科学研究所)の大学院生であった小野瀬直美さんと奥平恭子さん(現・会津大学准教授)の2人が、「はやぶさ」をより多くの方に知ってもらおうということで始めた企画です。
年1回、夏休み期間に開催される宇宙研の一般公開(現・JAXA相模原キャンパス特別公開)で配布することを念頭に、その時点での「はやぶさ」ミッションの内容を、親しみやすい絵とわかりやすい文章で解説し、来場者に一躍人気となりました。ちなみに2001年はまだ「はやぶさ」は打ち上げられておらず、当時はそれまでの名称である「MUSES-C」からとった「ミューゼスシー君の冒険日誌」でした。

その後、「はやぶさ」は様々な試練があり、また小惑星イトカワへの到着やサンプル採取、イトカワからの離脱や帰還途中でのエンジン故障など各種の出来事がありましたが、一般公開での配布のたびにそれらを盛り込んだ最新版として配布しました。そして「はやぶさ」帰還後の2010年7月の一般公開配布版が最終版となりました。
なお、月探査情報ステーションでは、過去配布されたすべてのバージョンをご覧いただけます(下のリンクをご参照下さい)。

今回は、「はやぶさ君の冒険日誌」のテイストとコンセプトをそのままに、まさに現在進行中の「はやぶさ2」ミッションを追いかけるという全く新しい企画です。配布も紙ではなく、ウェブ公開となります。
今後約、1ヶ月に1回程度の割合で新しいストーリーを公開していく予定です。なお、これらのストーリーの全ては月探査情報ステーションのコーナー「はやぶさ2ファン!」でもリンクをかけ、追いかけてまいります。

新たに始まる冒険物語(ただし、今回はより安全運転で進める予定ですが)、みなさまぜひご期待下さい。