地球への帰還が刻一刻と近づいている「はやぶさ」ですが、このほど、内蔵のスタートラッカー(星姿勢計…特定の星を見続けることで姿勢を把握する装置。カメラの一種)を使って、地球及び月を撮影することに成功しました。
地球はたいへんに明るいため、露出オーバーとなってしまい、スミアと呼ばれる縦方向への光漏れを起こしてはいますが、くっきりと捉えられています。
撮影は5月12日に行われました。
なお、「はやぶさ」のカメラが地球を撮影したのは、2004年5月の地球スイングバイのとき以来です。
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・「はやぶさ」が、故郷、地球をとらえた! (JAXA宇宙科学研究所)
  http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2010/0517.shtml
・「はやぶさ」 (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/hayabusa/