インド宇宙機関(ISRO)は、2012〜2013年に打ち上げを計画しているインドの次の月探査機、チャンドラヤーン2について、海外からの探査機器搭載提案をこの数ヶ月でまとめる予定のようです。また、ISROのラダクリシュナン総裁は、インタビューの中で、既に複数の機器提案があったと述べています。Press Trust of Indiaの報道を引用する形で、moondaily.comが伝えています。
チャンドラヤーン2探査機は、周回機をメインとして、着陸機とローバーを搭載する模様です。着陸機は月面で土壌の科学分析などを行う予定で、データは周回機を中継して地球に送信される模様です。
周回機に搭載される科学機器については、全体重量が50キログラムという制約があります。ISROの主席科学者であるラオ教授を中心とした科学委員会が審査し、チャンドラヤーン1における教訓も踏まえて、搭載機器を決定する模様です。
ラオ教授は、チャンドラヤーン1で搭載されたものと同じような機器を再度搭載する可能性についても触れています。
・ISRO Has Received ‘Several’ Payload Proposals For Chandrayaan-II (moondaily.com: 英語)
  http://www.moondaily.com/reports/ISRO_Has_Received_Several_Payload_Proposals_For_Chandrayaan_II_999.html
・チャンドラヤーン1 (月探査情報ステーション)
  http://moon.jaxa.jp/ja/history/Chandrayaan-1/