以前、ルナー・リコネサンス・オービターがアポロ11号、14号、15号、16号、17号の着陸点を撮影しましたが、今回、残っていたアポロ12号着陸点の写真の撮影に成功しました。
上の写真は解説付き、下の写真は解説なしですが、同じ領域です。写真の上が北、写真の横幅は824メートルです。(Photo: NASA/Goddard Space Flight Center/Arizona State University)
写真の解説にある “Intrepid” は、アポロ12号の着陸船「イントレピッド」の下部です。
アポロ12号の探査では、無人探査機「サーベイヤー3号」のすぐそば(450メートル東)に着陸し、その一部を持ち帰ったことで知られていますが、今回の写真には、そのサーベイヤー3号もしっかり写っています。
また、”ALSEP”とあるのは、アポロ計画で設置された無人科学探査パッケージです。それを設置するため、宇宙飛行士が歩いた(あるいは装置を引きずった)跡も写っており、3つの無印の矢印がそれを示しています。また、”Surveyor”, “Head”, “Bench”, “Sharp”は、それぞれ着陸点のそばにあるクレーターの名前です。
・写真の解説ページ (NASA: 英語)
http://www.nasa.gov/mission_pages/LRO/multimedia/lroimages/lroc_20090903_apollo12.html
・ルナー・リコネサンス・オービター／エルクロス (月探査情報ステーション)
http://moon.jaxa.jp/ja/topics/LRO/
・セレーネ(かぐや)ならアポロ着陸船をみつけられるか？
(月の雑学第3話 人類は月に行っていない!? – 月探査情報ステーション)
http://moon.jaxa.jp/ja/popular/story03/selene.html
・アポロ
(月探査機 – 月探査情報ステーション)
http://moon.jaxa.jp/ja/history/apollo.html