月探査情報ステーション18周年となる本日、月探査情報ステーションの運営方法の変更について発表いたします。

月探査情報ステーションは、これまで編集長(寺薗)個人が事実上1人で運営してきました。スタッフや、助言を下さるコアメンバーの方々にもお力をいただいておりましたが、サイトコンテンツの更新、サーバーの運営、対外的な折衝、イベントの企画など、月探査情報ステーションに係るほとんどの業務について、編集長が個人として行ってきております。

しかし、月探査情報ステーションの規模が大きくなるとともに、このような方法での運営が限界に達しつつありました。とりわけ、企業パートナーの獲得や寄付金の受領などに際し、個人としての受領になってしまうことに関しては大きな問題が発生します。また、現在のままでは私1人だけでの運営となるため、万が一私に何らかの事態が発生した場合にはサイトの運営が止まってしまいます。なによりも、これだけの規模のサイトはもはや1人では運営できず、複数人で分担して運営していくことが必要です。
複数人の運営については、今年3月末のリニューアルによってシステム的な基盤が確立できていたものの、体制についてはまだ固まっておりませんでした。

一方、月探査情報ステーションで培ったノウハウをさらに活かし、例えばイベントの実施、調査研究事業などを行うことで収益化を目指し、サイト運営をより安定させるとともに、宇宙開発や宇宙科学の一層の発展を目指すことも必要と考えるようになりました。

上記のような事情を踏まえ、約1年ほど前から、月探査情報ステーションの運営を法人化する検討を始めてきました。
法人化にはいくつかの選択肢があり、例えば特定非営利活動法人(NPO)や一般社団法人などの枠組みがありますが、今回の場合、個人での事業を法人化するという形を取ること(それほど多くの人が関わっているわけではないこと)、法人設立や運営の手間と費用がそれほどかからないことなどの事情を踏まえ、合同会社での運営を目指すこととなりました。

現在すでに会社設立に向け登記、定款確定などの作業を進めており、今年中には運営のための合同会社をスタートできる予定です。
会社名などは現時点では公表できませんが、会社設立が完了した際に改めてお知らせいたします。

会社の設立に伴い、寄付の窓口やお問い合わせ先などが変更になるかと思いますが、月探査情報ステーションの内容が変わることはありません。

会社が設立できましたら、改めてご報告申し上げます。
引き続き、月探査情報ステーションをどうぞよろしくお願いいたします。