この「月探査情報ステーション」を作っている、スタッフをご紹介します。


寺薗 写真 月は、私たちにとってもっとも身近な天体です。遠いのに、近い。行ったことがあるのに、実はまだ分かっていないことだらけ。その天体に向かって、私たちは進もうとしています。
一方では、月は私たちにとって本当に身近な天体です。月をみたことがない、という人はまずいないと思います。月をみれば、いろいろなことが思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか。私もそうです。私たち…特に日本人にとって、月は「征服するところ」「行くところ」という以上に、眺める相手としての存在が強いと思います。その気持ちは、「かぐや」が月に帰ったあとであっても、決して忘れてはいけないと思います。
月探査情報ステーションという名前から、「ムキムキしい技術ばかりのサイト」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、「今日の月」や「月探査占い」といった、皆さんの心に働きかける内容も大切にしています。そして何よりも、わかりやすく柔らかい文体で、文体も内容も「やさしく」、でも内容は正確に、私たちの月、そして惑星へのチャレンジを伝えていきたいと思います。
「月探査といえばここ」、さらには「月といえばここ」となるようなサイトを、これからも目指してまいります。皆様のご支援を、よろしくお願いいたします。
あと、私のTwitterもお忘れなく。
寺薗 淳也 (編集長)

阪本 写真 JAXA宇宙科学研究所の宇宙科学広報・普及主幹として、科学者という立場で宇宙科学研究に関わる普及・教育・渉外活動全般を行っています。宇宙科学にとどまらず科学全般をもっと身近なものにし、科学的にものを考える習慣を広めていきたいと思っています。また、比較的しがらみなく社会に対して発言できる立場を生かし、「社会派天文学者」として社会のために役立ちたいと思っています。
「酒もっと」という名字に違わず何でも好き嫌いなくよく呑みますが、最近ついに痛風倶楽部の軍門に下りました。
阪本 成一

園山 写真 満月の夜、あなたは月を見て何を思いますか。私はただただその美しさに、何も考えずにボーッとしてしまう(格好良くいうと、心を無にしてしまう)ことがほとんどです。
世の中は日々目まぐるしく変化しています。でも、月は我々が生まれた時から(というより、人類の歴史を通じて)ほとんど何も変わっていません。その月をみて、生まれたときの自分に戻れるような感覚を抱くのはきっと私だけではないと思います。そして、ハッと我に返ります。現実に返ります。今に返ります。たった何十秒でも、太古の人と変わらぬ姿の月をみて、我々が世界中の人々と同じ原点に戻れるとすれば、それはものすごく大切な時間という気がします。
私たちスタッフに共通しているのはそんな月が大好きということです。これからも、そんな原点への気持ちを大切にしながら、月をテーマにしたサイトづくりに励んでいきたいと思っています。
園山 実
(全体企画、コンテンツ全般担当)

舘野 写真 皆さんはじめまして。今日は「月探査情報ステーション」にお立ち寄りありがとうございました。
私は、日本初の大型月探査機セレーネ(SELENE)の開発を担当しています。皆さんからいただきました応援メッセージをバネに、セレーネ成功に向けて今後ともガンバッテ行きたいと思います。
ところで皆さんはどの季節がお好きでしょうか? 私は冬が好きです。冬は私の好きなウィンタースポーツの季節でもありますし、なんと言っても大気が澄んでいて月や星がとてもきれいに見えるからです。(ちなみにこの原稿を書いているのは夏真っ盛り。今日もとっても暑いです。)。
舘野 直樹
(全体調整、コンテンツ製作)

平田 写真 ようこそ.
「月探査情報ステーション」へお立ち寄り下さいましてありがとうございます.
普段は月の科学について研究しながら,このサイトの運営に少々携わっています,平田と申します.
ところで,わたしはSFが大好きでよく読むのですが,みなさんはいかがですか?

やはり「月探査情報ステーション」ということで,ちょっと月関係のSFタイトルを挙げてみましょう.

「月は地獄だ!」(ジョン・W・ キャンベル Jr.)
「月は無慈悲な夜の女王」(ロバート・A・ハインライン)
「渇きの海」(アーサー・C・クラーク)
…いきなりどうも物騒そうなのばかり出てきてしまいました(笑).どれも名作と呼ばれる作品なんですけれどね.これはやはり,「荒涼とした月」というイメージから来ているのかもしれません.

もう少し見てみましょう.
「我が月は緑」(今日泊亜蘭)
こちらは逆に,従来の月のイメージからは逆のセンスでインパクトがありますね.
でも,将来月にたくさんの人が住むようになれば,月ー緑,という感覚も自然なものになるのかもしれません.

「上弦の月を食べる獅子」(夢枕獏)
こちらは月のファンタジックな側面を感じさせるタイトルです.調べてみたら夢枕獏は結構タイトルに「月」という言葉を使っているみたいです.

「わたしと月につきあって」(野尻抱介)
ちょっとポップに.でもこの本の中身は「本当に」月に行くお話です.お勧めです.

そんなこんなで適度に空想と現実を織りまぜてわたしも「月」を楽しんでいます.
みなさんもこのサイトで楽しんでいって下さい.

平田 成
(システム管理、コンテンツ製作)

渡部 写真 自然科学研究機構 国立天文台副台長の渡部潤一です。宇宙開発は日進月歩、新しいニュースが次々飛び込んできますが、本サイトは、それらのニュースのもたらす知見と興奮とを、日本でいち早く、正確にお伝えしてきたところです。私は、このサイトを天文学的な側面から支援・応援していくスタッフとして加わっています。
渡部潤一