セドナ (Sedna)
(画家による想像図)
(画家による想像図)
公式には“2003 VB12”として知られており，この天体は，わたしたちの太陽をまわる軌道をもつ天体の中で最も遠くにあります。 現時点では，冥王星までの距離の3倍にあたる90天文単位の距離にあります。
セドナは，冥王星よりもやや小さく，直径は約1800 kmです。
セドナについて，おそらく最も興味深いのは，その軌道です。 まだ高い精度でわかっているわけではありませんが， セドナの軌道は近日点が75天文単位で軌道周期が約10500年という楕円形の軌道であることが明らかになっています。 これは，カイパーベルトよりは十分に遠いですが， オールトの雲の内側の端と考えられている位置よりはまだ内側にあります。
セドナの物理的組成は謎のひとつです。ほとんどが氷でできていると思うでしょうが，どうもそうではないようです。 今の時点でわかっていることは，セドナはとても赤い色をしている，ということぐらいです。
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